アイフォンが熱くなって、「リンゴループ」・「起動時にフリーズする」・「電源がつかない」などで、アイフォンを立ち上げることができなくなった。
様々な要因があり、複合的で一概に言えませんがここでは、アイフォンが熱くなることに絞って説明します。
iphoneは、手のひらサイズの通話ができる「macパソコン」と認識しましょう!
まず、iphoneはスマホですが、実質はapple社のパソコン「mac」を小さくしたようなものと理解して下さい。
かなり、ざっくりとした話ですがそう思うと、普段パソコンを使っている人なら理解がしやすくなります。
macやwindowsのパソコンをお使いの方であれば、仕事の調子が乗ってきた時によく「フリーズ」を起こすこともあると思います。その為、定期的にバックアップをとるようにされていると思います。iphoneでもicloudやiTunesでバックアップを取ることを推奨しています。
でも、ついついバックアップの間隔が空いてしまってたり、そもそもバックアップするPCがない環境であったりして、バックアップを取っていない方も意外と多いですよね!
最近はそうでもないですが、昔のパソコンは、うるさい位の音のファンが回り絶えず風を送り出し内部を冷やしていましたね!
そんなイメージを思い描くと、iphoneが熱くなるのも理解しやすいと思います。iphoneには冷却ファンが付いていないので本体全体から熱を逃がすような仕組みになっています。なので、多少熱くなるものなんです。
いつも以上に熱くなったら、電源を切って風通しの良いところや夏なんかはエアコンの風に当たるようなところに5分程度おいて冷ましてから、電源を付けて再起動してから使うようにすれば、おそらく大きな問題には繋がらないと思います。ただ、極端な冷却方法はiphoneに損傷を与えますので、あくまで自然の範囲で覚ましてください。
結果的に酷使する使い方はどうなのか!
ところが、最近は携帯用の充電器などが出てきており、充電をしながらゲームやアプリ、動画を見たりとiphoneを無理やり使う人も増えてきているようです。楽しいのでついついpihoneがあつくなっているのに気付かずにいる人も多いのではないでしょうか?
また、PCの場合は、ソフトを終了したら終わるのですが、iphoneは使い勝手がいいようにアプリは終了しません。裏で動いているのです。例えば、facebookを見ているときにラインやメールなどの受信のお知らせが届きますよね!これはiphoneが裏でこのアプリを立ち上げているのでお知らせが表示されるのです。
よく水鳥に喩えられますが、水面に浮かぶ姿は優雅でも水面下では必死で足を使って水をかいているのです。
何が言いたいか、パソコンも画面上では、使い勝手良く表示されていますがキーボードで打ち込んだ命令をCPUが必死に演算し処理してくれているのです。なので、過激な使用方法は極力控えてくださいね。
また、6s以降は生活防水がつけられていてパネルの周辺にゴムパッキンのようなシールが貼られていますので、余計熱がこもり易くなっています。7シリーズは、より一層防水に力を入れていますのでそれなりの対策はしていますが熱は逃げにくい状況にあります。おそらく、次に出る8シリーズもそうなります。
iphoneが熱くなる理由は大きく3つあります。
1)リンゴマークのループやアプリ使用時、アップデートの時に熱くなるなどの症状
そもそも実際の使用がハードで、契約容量があっていないのでは、
パソコンのハードディスクの容量は、少し前まで40G程でしたが、今では「テラ」という単位になっています。でも、iphoneの容量はまだまだ小さいのに、カメラ画像や動画、ゲームアプリなどかなりの容量が必要で、知らず知らずにデーターが溜まって行きます。
アイフォンは、通常16GB、32GB、64GBの中から容量を選び、ICLOUDに保存をしていても、通常5GBが最大容量です。
対処方法⇒使用容量を軽くする
①「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」で容量を確認して、空きが少ないようでしたら容量の契約を増やすか、容量に合わせた使用の仕方にする。
・画像などを整理して要らないデーターは削除する
・使用しないアプリは削除する、
②「設定」→「一般」→「Appのバックグランド更新」から、絶えず更新の必要のないものは、チェックを外し、必要なアプリだけ更新のお知らせをするようしましょう。
③キャッシュを削除する「ホームボタン」を2回続けてタップすると、使用したアプリが表示されます→アプリを指で上に(画面外へ)タップすると削除されます。または、再起動してください。
2)バッテリーの不具合で熱くなる症状
充電中にiphoneが熱くなる、電池の消耗が早いと感じる、バッテリーが膨張し熱くなる、などなど
の場合は、バッテリーの不良が原因です。バッテリーを早めに交換してください。
バッテリーの使用年数は、頻繁に使われる方で1年、通常は2年前後と言われています。ただ、3年以上使用されている方もいますので、一概には言えないのが現状です。携帯用の充電器をつけっぱなしでアイフォンを使用されるとバッテリーが膨らんで来ることがあります。最悪は、フロントパネルを持ち上げ損傷させてしまいます。実際にバッテリーの膨張が原因でフロントパネルを交換されたお客様もあります。
寝ている間充電、朝までずっと充電コードを挿したままの方もおられると思いますが、充電器たちは、100%に充電する使命を受けていますので、少しでも%が落ちると充電を繰り返しますので消耗も早くなります。
フル充電目安時間:5s=約2時間30分、6=約3時間、6PLUS=4時間30分
6PLUSの4時間半は少しきついですね!でも、6や6PLUS以降は専用の急速充電機器を購入されると半分位の時間で充電できるようです。また、機内モードにしてから充電すると約半分位の時間で充電できるようです。是非試して見てください。
対処方法⇒バッテリーを長持ちさせる
①出来るだけ充電コードをつけっぱなしにしないようにする。
②機内モードで充電する→設定→一番上の「機内モード」をタップして、ONにする
③出来るだけ消耗してから充電する。フル充電しない、腹八分目でOkです。
*以前にお客様から、アプリをアップデートしてからバッテリーの減りが早くなったようで、どうしたらいいか?と相談を受けましたが、そのアプリが必要でなければ削除する、必要であれば我慢しかないですよね。
バッテリーの使用状況を見て判断してください。
「設定」→「バッテリー」→1・2秒すると「バッテリー残量(%)」の下に「24時間以内/7日間」のAPPの使用状況が表示されます。
3)その他
・熱い場所に置かない、熱い場所で充電しない。50°で「警告」が出ます。
夏の猛暑時に外の熱くなったコンクリートの上に置きっぱなしにする。陽のあたる所で充電をするなどは、止めましょう。
・ホームボタンが熱い→5Sなど指紋認証Touch IDの相性が悪い(アップルで機種交換しかないです)
・リアカメラの周辺が熱い→i6、i6sなどでたまにあるようです。
・wifi圏外の時に熱くなるなどなど
以上、iphoneが熱くなる症状をまとめてみました。心配のない場合もありますが、できるだけ早く修理をされる方がいい場合もあります。一番怖いのは、熱くなって基板がショートしてしまったり、基板が動かなくなってしまうことです。iphoneのデーターは全てこの基板に収まっていますので、電源がつかなくなるとデーターを取り出すことができなくなります。
パソコンでも容量以上の操作を無理やり続けているとクラッシュしたりしますよね!それを、何度も続けているとパソコン自体がクラッシュしてしまいます。iphoneも同じことが言えると思います。
アイフォンにできるだけ負荷をかけずに、まさかの時に備え確りバックアップを取るようにしてください。
そして、使い慣れたiphoneを少しでも長く使用してください。