星形ネジ(ペンタローブ)は、アイフォンのどのシリーズでもついています。フロント画面をしっかり留める為の重要なネジです。

 

写真は、5sのiphoneです。機種により違いますが、略同じ位置に付いています。下から写しました。真ん中の充電ジャックの両脇に見えるネジがそうです。小さくて見えにくいかもしれませんが、ネジ穴が星型になっています。

落下による損傷などで、このネジが、たまに1つ無くなっている事もあります。
1つでしたら不安定ながらもフロントパネルが本体に固定されていますが、両方とも無くなっている方が、修理に来られました。
周囲をセロファンテープで固定して使用されていたようですが、いよいよ、液晶までおかしくなってしまい左半分がタッチできない状態になっていました。

タッチできないので、電源を切ることも出来ませんでした。もちろん、パスコードも満足に押せません。

修理の依頼を受けてフロントパネルを取り外すとき、フロントパネルを本体に固定する枠もすでにバラバラの状態でした。何ともすごいので、思わず「パシャ!」しました。
その時の写真が下記です。

事情をお伺いすると、数ヶ月前にフロントパネルの交換をされたようです。京都市内の繁華街にあるお店だそうです。
損傷時は、その本体毎にいろいろ事情が異なり修理の範囲も大きく変わります。実際は見てないのでお店のミスとは一概に言えませんが、これは、どう考えても●●?!しか思い浮かばないです。何かの事情でこうなったとは言えお客様にとっては、iphone6Sのフロントパネルを2度修理で大変な出費になりました。

当店でも、交換部品に対して3ヶ月の保証をしています。最近の修理店は、3ケ月の保障をしているところが多いと思いますので、使い勝手がおかしいなぁっと思ったら、直ぐにその修理店に持って行って調整してもらってくださいね。
当然、当店でも3ヶ月の保証をつけていますので、そんな事がありましたら無料で調整させて頂きます。

アイフォンのような精密機器は、ネジをキツク締め上げません。修理をする人の加減もありますがキツク締めあげるのはNGです。でも、通常外れることはありませんので今回は余程運が悪かったようです。
そういえば、以前の修理でネジがめちゃめちゃキツク締められていたこともあり、ちょっとびっくりしました。修理の基本ができていないなぁって思う修理品もありiphoneがかわいそうに思えます。

別件ですが、最近、格安のフロントパネルも出てきているようです。実は、パネルは純正品から粗悪品までかなりのランクがあります。基本的には多くが販売価格に比例すると思います。修理技術は比例して欲しくないのですが、、、。理由のない安売りのパネルは結局、2度修理するハメになってしまう事もあります。ネットで自己修理のセットも売っているようです。興味のある方は仕方ないですが、粗悪品も出回っているようですので要注意です。星型ネジのお話なので、パネルの件はまた別の機会にお話しします。

IPHONEのネジは、それぞれのパーツやネジを締める位置などの関係で、大きさ、太さ、長さ、形状も違っています。その一つ一つが確り固定するために考えられています。一つでも外れてしまうと他のネジに負荷が掛りますので、ちょっとでも違和感があったらすぐに持って来てください。転ばぬ先の杖になります。

星型ネジは、確りついているか、たまにはチェックしてくださいね。